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ストーカーを見極めるためにできること

ストーカー行為は、いつ自分が被害にあってしまうかわかりません。
まったく気がつかないうちに狙われ、妄想を広げて忍び寄ってくるストーカー。知り合いのこともあれば、別れた恋人ということもあります。
また、面識がないのに、一方的につきまとわれてしまっているということも少なくありません。
ストーカー行為において、誰が加害者なのかを見極めるのはとても難しいことです。
どうしたらストーカー行為をする加害者を見つけることができるのでしょうか。

もしかしてストーカー？見極めるためにできること

背後から視線を感じることがあっても、それが「偶然」なのか「つきまとい」なのかを判断するのは困難です。とはいえ、いつも誰かが後ろをついてきているのではないかと不安なままでいるのも精神的に良くありません。どうやったら、ストーカーの見極めができるのでしょうか。

自分で見極める

自分の後ろにいるストーカーを見つけることは難しいのですが、視線が気になるときはこまめに振り返ってみるようにしましょう。ひょっとしたら「気がつかれている」と察知していなくなる可能性があります。
また、後ろをつけている人にとって、曲がり角は不安になるポイントです。対象者を見失うのではないかと焦って早足になったり、大きな動きを見せたりすることがあります。そのため、角を曲がった瞬間に隠れてみるのもオススメ。もし、つきまとい行為をしていたのであれば、見失ったと気がついた瞬間に他の通行人と異なる動きを見せるかもしれません。ただし、自分で確認をする行為は危険を伴う可能性があるので安全に十分配慮してください。

探偵に依頼する

探偵のストーカー調査でストーカーの正体を見つけてくれるのか、どんなふうに助けてくれるのかが気になるところではないかと思います。探偵が行うストーカー調査は、下記のようなイメージです。

尾行や張り込みを行う

依頼者自身の尾行や張り込みをすることで、依頼者につきまとっている不審な人物がいないか確認できます。

証拠を集める

依頼者へのストーキング行為の証拠となるものを集めます。ひと昔まえのストーキング行為は「つきまとい」「まちぶせ」「無言電話」などの直接的な関与が多かったのですが、昨今ではインターネットによるSNSへの書き込み行為なども増えています。さまざまな情報を丁寧に集め、明らかにストーキング行為だとわかる証拠を集めていくことが大切です。

警察に相談しても、具体的な証拠がないとなかなか動くことができません。不安な気持ちを抱えたまま生活を送ることは苦痛なため、状況を打破するためにはできるだけ多くの「証拠」を集めることが大切です。

盗聴や盗撮の調査

ストーカーは、被害者に対して盗聴や盗撮をしていることがあります。それらの機器が部屋などに仕掛けられていないか調査することが可能です。ただし、ストーカーの動向を確認するために、あえて取り外さずに様子をみることもあります。

防犯のアドバイス

ストーキング行為をされているときに、気を付けたほうが良い防犯対策などをお伝えできます。

探偵がストーカーから調査依頼をされることってあるの？

人探し調査が得意な探偵が、ストーカー加害者からの依頼を引き受けることがあるのでしょうか。

実は「探偵業法」という法律があり、探偵がしてはいけないことが定められています。そのうちの1つが「調査対象者の平穏を乱したり、個人の権利や利益を侵害したりする行為はしてはいけない」というものです。そのため、ストーカーからの依頼だとわかった場合には、原則として引き受けません。ただし、絶対にないと言い切れないのが、依頼主がストーカーだと見極めることができないケースがあるためです。実際、当社ではありませんが過去に「加害者側だと気がつかずに調査を引き受け、その結果ストーカーによる事件につながった」という事例が存在しています。「婚約者（恋人）が浮気しているようなので、交友関係などを徹底的に調査して欲しい」等のご依頼の場合、実は依頼主側がストーカーだったという可能性もないとはいえないのです。

そのため、人探しの依頼に関しては調査理由をしっかりとヒアリングし、不審な点や矛盾点がないかなどを入念に確認する必要があります。家族や婚姻関係ではない場合、特に要注意です。関係性をヒアリングしている際に、少しでも一方的な恋愛感情や、すでに関係が終わっているような雰囲気が伝わってくる場合には、ストーカーの可能性が高いとして依頼を断るケースもあります。